きりつ名人を利用した運動浴・スタジオ運動の指導

「被検者の主観との結果の差異こそがきりつ名人を使用する意義」

10月28日の第4回オンラインセミナーでは、富山市立角川介護予防センター 鏡森定信先生をお迎えし「きりつ名人を利用した運動浴・スタジオ運動の指導」というテーマでお話いただきました。
富山市立介護予防センターではフレイル対策として温水浴やスタジオでの運動を行っており、来館者それぞれが医師の指導のもと個人個人にあったメニューをこなしています。いくつかのきりつ名人のデータを挙げていただきましたが、やはり、入浴前と後では数値が下がることが多く、入浴後安静になりある程度たつと回復してくるのではないかという先生のご指摘をいただきました。
入浴は体調を改善すると思われがちですが、直後はそうではないということ、さらには入浴とめまいが問題になることが多く、そのような場合も入浴後の十分な安静こそが重要であるとのことでした。
先生のご講演の後、参加者からの質問を受け付けました。
そのなかで、ある参加者から「測った結果と、測った方が思っていた体調が違う場合はどう考えてみえますか?」という質問が寄せられました。
先生は、「違うことこそが測定する意味がある」と答えられました。これこそが、私共が目指している「体の内を客観的にみること」につながっており、先生にそのようにお答えいただけたことはこれからのより一層のきりつ名人の普及への励みになると考えております。

 

画面の▶をクリックすると講演内容をご覧いただけます

  78歳 女性 温水運動 前・直後・座位安静30分後の症例

 

同じ方で、いつもの2時間かけてゆっくりと行ったときと、1.5時間に早めた時の比較

 

どの状態、どの時点で測定するかが重要。

 

入浴とめまい(転倒)

若い人でも、入浴中も後も起立試験で脳血流量が低下しました。程度によっては「めまい」が生じます。安全のため入浴後も30分程度横になること(安静)が必要です。

(入浴実験 学生)

ご講演の内容