歯科治療のストレス
歯医者さんに行くことに不安や緊張を感じる方は多いのではないでしょうか。このデータは、随分以前に採取した歯科治療中における自律神経の変化を可視化した貴重なものです。メモリ心拍計を装着し、初めての歯科医院での治療中のデータを測定したものです。初診時の不安、麻酔、印象(歯型採取)、治療、ふらつき時の自律神経が変化がよく表れています。

- 心拍数の変化
治療中直前から心拍数が120 bpmと心拍数が速い。 - 副交感神経と交感神経のバランス
副交感神経が低下し、交感神経が活発化する様子。 - 麻酔や治療後のストレス
麻酔時に緊張が高まり、治療後にはフラつきあり。 - 初診患者の反応
緊張、不安、治療後の立ち眩みなど、患者様の身体反応が鮮明にデータに表れています。
症例紹介:歯科治療中の迷走神経反射

歯科治療中に迷走神経反射が発生した興味深い2症例が報告されています。
詳しくは:「心拍変動解析を行った歯科治療時の血管迷走神経反射2症例」
(東京歯科大学 歯科麻酔学分野 福田謙一ら)
歯科治療中に血管迷走神経反射が発生した症例をクロスウェルソフトバイタルデータプレーヤーで再描画しました。
音楽によるリラックスの効果
音楽を活用したリラックス法が、歯科治療恐怖症の患者様において有効であることが研究で示されています。

効果: 音楽が交感神経活動を抑制し、緊張を和らげる。
株式会社クロスウェルの取り組み
2008年より、歯科治療中の患者様の安全をサポートするため、自律神経解析技術の研究・開発を進めています。